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日文ロマンポルノ

映画・文学評および雑記

男嫌い

同年代〜やや年上の独身男性に不思議なほど嫌われる。

思えば中学生の頃から、若い男性教師には嫌われた。

クラスメイトの男の子たちからは「委員長」といわれていた。私はいつも学級委員だったので。

そのかわり、壮年以上のいわゆるオジサマ世代にはとくべつに好いてもらえる、と思う。

父と祖父に溺愛されて育った私は、その世代の男のひとはみな自分を愛するだろうとはなから信じているのだ。

 

最近ものの本で読んだところによると、「健全な自己肯定感を育んできた人」は、根本的に「自分が愛されること」を信じているのだという。

いつも、誰に対しても、そんなに楽な気持ちでいられたらどんなにいいだろう。

気の持ちようとはいうけれど、なにしろ愛された実績がないのだから信じようにも心許ない。

 

最近、年下の男の子とちょっとした縁があるのだけれど、はじめのうちはそうでもなかったのが徐々に図々しくなってきて、妙に決めつけるような、干渉するようなものいいをするものだからうんざりしてしまう。

荷物くらい置かせてあげてもいいけれど、洗濯はついででもしたくないし、仕事帰りにうちに寄るのはいいけどさっさと帰ってほしい。

メモアール

10年前住んでいた街に出かけた。今日はそこで大学の同窓会があったのだ。正直言って気のすすまない会だったが、その駅に降り立った途端、そこで暮らしていた19の頃を思い出した。よく通っていた豆腐料理の店とか、ビルの上の図書館とか、当時好きだった男の子と駅前の広場で偶然会ったこととか。
彼とはその偶然会ったことが縁となり、それから何度かデートしたが、けっきょく私よりももっと魅力的な女の子が彼の前に現れたので、自然と連絡がつかなくなってしまった。
その5年後、友人の結婚式でまた偶然彼と再会した。彼はもうすっかり他人の顔で「ご記帳お願いします」なんていうので、私の方でもそれに調子を合わせて「はい」といってやった。そのとき結婚式を挙げた友人というのが、今日の会の発起人なのだ。
今日の会には彼は来なかった。
来なかったからどうというわけでもない。ただ、私も上京してもう10年になるのかと思っただけだ。友人は2人の子どもの父となり、私は相変わらず何者でもない。
うちに帰ると、頼んでいた資生堂の香水が届いていた。ばらとヘリオトロープの香水だ。「メモアール」という。

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